
L’électricité ・・・ 電気。〈1〉
Coucou !
Ça fait longtemps…
Vous allez bien ?
おととい、東京では一斉に停電だったそうですね。
軽く耳にしただけなのですが、かなりビックリしました。
幸い、わたしはまだ遭遇したことがないのですが、フランスでは、わりとよく停電になるそう。
地区全体が停電、というのも珍しくないとか。
「電気」ということば、ちょうど数日前にあれこれ考えていたところ。
日本語では「電気をつける」で通じてしまう表現について。
フランス語では
アリュメ ラ リュミエーる
「明かりをつける」
といいます。
日本では、なんで「電気をつける」っていうんだろ?
考えれば考えるほど不思議です・・・。
というわけで、今日はフランスの電気のお話。
長いので、2回に分けて。
フランス語で「電気」のことは、タイトルにもある通り
レレクトりシテ
といいます。
電気は、女の子です。
冒頭でお話しした「停電」は
ラ パンヌ デレクトりシテ
Panne はプチ・ロワイヤルに撚れば故障や事故による停止のこと。
Être en panne で「故障中」ということになり、エレベーターやエスカレーターなど故障の多いフランスではほんとによく使います。
さて。
日本では「ああ、今月使いすぎたな!」程度で終わる電気の領収書は、フランスではとても重要。
住民票がなく、保険証に住所の記載もないフランスでは、本人確認や住居証明の役割を果たします。
ビザの更新や免許の書き換え、銀行口座の開設、携帯電話の契約など、ありとあらゆる場面で活躍することとなります。
フランス語では、電気の領収書は
ユヌ ファクテューる デレクトりシテ
または、ただ単に
ユヌ ファクテューる
といいます。
この facture は請求書と領収書、両方の意味になります。
そして、日本ではあり得ないことですが、こんな大事な書類なのに、まちがった名前や住所で登録される、ということもフランスでは多々あるそう。
契約名や住所がまちがえていないか、契約時に一字一句確認することもとても大切。
いったんまちがえて登録されてしまうと、訂正を依頼するのに多大な労力と時間を要するのもフランスならでは。
電気に限らず、なにか契約する際には、必ず自分の目で書類の内容を確認しましょう。
日本では、毎月検針にきてその月に使った分を支払うのがふつうですが、フランスでは電気の契約は通常1年単位。
年間で使う量を予測し、それを12ヵ月で割ったものを毎月払っていきます。
1年が終わると、実際の使用量より多い場合は差額が請求され、少ない場合は返金されます。
それを毎年繰り返します。
ちょっと不合理なシステムだと思うんだけど・・・いかにもフランスっぽいな。
次回は電気にまつわるボキャブラリーを見てみましょう。
じゃあまたね!
À bientôt !
記事作成協力:電気・ガス料金比較
セレクトラ・ジャパン