フランス語のニュアンス ・・・ REGARDER と VOIR
Coucou !!
今日はひさびさのレッスン♪
まだまだここでご紹介したいご質問がたくさんあるんだけど、おしゃべりだけでもつまんないからね。
ご質問をくださったみなさん、順番にエントリを書くのでもうちょっとまっててね。
今回は、たぶんみなさん1度は迷ったことがあると思う、「見る」をあらわすフランス語動詞
REGARDER と VOIR のつかいわけについて。
わたしも、なかなかつかいわけられなくって、いったあと師匠に直されることもしょっちゅうなんです。
きのう、バーゲン les soldes でお買いものをした帰り、改札をうまく通れずに柵にぶつかりそうになりました!
「アホだなぁ!ちゃんと自分のやってることを見ろよ」
と笑われて
「見えなかったんだよー!」
と憤慨したわたし。すかさず
と修正されました。
えー、あんまり考えたことなかったけど、フランス語の REGARDER と VOIR のちがいってなんなの???
VOIR は「目にはいること」をさすのだそう。
意識的に見なくても、「視線の中にはいっている」ならこの VOIR をつかいます。
逆に REGARDER は、意図的に見ること。
「注意を払って」「見ようと意識して」見ることなのだそう。
だから、「見えなかったの!視線に入らなかったの!」とすぐさま反論したんだけどそれも却下。
「自分のしていること」を「気をつけて見る」のだから、この場合は動詞 REGARDER をつかわなくちゃいけないんだって。
うーん、納得いかない、だって目の前にひとが大勢いて見えなかったんだもの!
これって言い訳?
でも、話しことばでは無意識に VOIR がつかわれているそう。
「昨日、なんのテレビ見た?」
なんていう場合は、本来「テレビを見る」のにつかう REGARDER la télé じゃなくって VOIR がつかわれちゃうのです。
ちなみに、映画を観るのにも REGARDER をつかいます。
「見る」というより「観る」に近いのかな?
「さっきの女の子みたいなコートが欲しいな。」
といわれて「ああ、それ見なかったな。」という場合は
と、ふつうは動詞 VOIR をつかいます。
(ここでの l’ = la は la fille なので VOIR の過去分詞は女性形の vue になります)
なんだかややっこしいけど、これも慣れだね。
チャレンジチャレンジ、フランス語たくさんつかおうっと。