フランス語で Naïf は世間知らず?
Coucou !
そのむかし、恋をしていた Nico という男の子に
Tu es naïve.
テュエ ナイーヴ.
テュエ ナイーヴ.
と言われて、結局フラれた経験があります。
ナイーヴといったら日本語では「傷つきやすい」や「純真な」「デリケートな」という印象を思い浮かべますが、フランス語ではちがいます。(そのとき Nico に意味を聞くまで知りませんでしたが!)
Naïf/ve の語源はラテン語の nativus だそうですが、なんとなく見た目からも分かるように naître「生まれる」に関わることばなのですね。Nativus には né「生まれた」、inné, naturel「天然の」「ナチュラルな」という意味があります。
しかし、この Naïf/ve, ざっくり言って「無知でだまされやすい、世間知らずな」をあらわすのです。あらぁ〜〜〜
「素朴な、無邪気な」という意味もありますが、むしろ前出の、負の意味で耳にすることが多いと感じます。
ちなみに、英語の naive はフランス語の naïf の女性形 naïve がもとになっているらしいんだけど、英語のほうはもっと否定的意味合いが強いんだって。
なのでフランス語や英語では、日本の感覚で naïf/ve と言わないように気をつけてね。
本当は今日、別のフランス語単語についてお話しようと思っていたのですが、前置きが長くなりすぎちゃった!
(↑↑↑ 前置きのつもりだった)
次回まで待っててね。
ではまたね。
À bientôt !