たばこいろいろ。

さてと・・・

ひと仕事終わって、ちょっぴりヌケガラっぽくなってます。
わたしの大好きな「今日のひとこと」のレッスンもできないし・・・
Hummm… Ça m’énerve, un peu…

そんなときには、ちょっと一服♪
ってことで、今日はたばこに関することば。

ふつうに、「たばこ」っていうときは

des cigarettes
デ シガレットゥ

だいたい複数で呼びます。
アルゴ L’argot(スラング)では

une clope
ユヌ クロップ

気をつけたいのは、この女性名詞 clope が男性名詞になると意味が変わっちゃうこと。

un clope
アン クロップ
「(たばこの)吸いさし、吸いがら」(くだけた表現)

Before / After で性が変わるなんて、なんとも・・・
(ほんとは別々の単語ってだけなんですけど)

ちょっと一服、なんてときのたばこは

une petite cigarette
ユヌ プティトゥシガレットゥ

なんかかわいらしいひびき。
これいってると、全然禁煙できません!

禁煙できないわけは、ここにもありました。
それはわたしが、いつも

une cartouche
ユヌ カルトゥーシュ

「ワンカートン」買ってしまうから。
単純に「いっぱこ」なら

un paquet de cigarettes
アンパケ ドゥシガレットゥ

お店で買うときは

Deux paquets de Marlboro, S’il vous plaît.
デゥーパケ ドゥマルボロ、スィルヴプレ。
「マルボロをふた箱ください。」

もちろん、銘柄はご自由に!

前にもいったけれど、フランスのたばこはすごく高いので、専用の紙で「タバコの葉っぱ」

le tabac
ル タバ

を巻いて自分でたばこをつくっているひとも多い。
これは、ふつうのたばこを買うのと比べると俄然安い!!
でもフィルタがないと吸えないヤワなわたしには無理でした・・・

さて、こんどはちょっと渋めに・・・

un cigare
アン シガール
「葉巻」

la pipe
ラ ピップ
「パイプ」

師匠の父上は、いまだに la pipe でしか喫煙しません。
もちろん、du tabac をつめて吸います。

でも、faire une pipe なんていっちゃだめだよ!
ここでの pipe はつまり、GainsbourgFRANCE GALL に歌わせたように・・・

うーん、こんな奥歯にものがつまったようないいかたはキライです。
つまりは「フェラーリ」です!!   (・・・失礼。)

よし、本題に戻りましょう。
Revenons à nos moutons !!

allumer
アリュメ

とは、「点火する・点灯する・電源を入れる」なんて意味。

ここからは、クイズ形式で。

un briquet
アン ブリケ
une allumette
ユナリュメットゥ

これらがないと、たばこは吸えません。

le feu
(ル フゥ)

が必要よね。

un briquet にはガス式・オイル式・使い捨てのものがありますね。
コレクションしてるひとも多いんじゃない?

une allumette のほうが、わたしは好きです。
あの匂い、たまりませんね♪
でも、なかなかこれを1本だけもってるひとはいないでしょ?
いちど失敗したらもう人生終わっちゃうもんね。

なので、ふつうは

des allumettes
デザリュメットゥ

と複数でいいます。
しょっちゅうこれらをなくしてひとから借りるときには

T’as du feu ?
タデュフゥ?

これは、des allumettes, le briquet どちらでも OK !
両方とも、le feu をつけるものだものね。

さて、わけがわからずイライラしてきたところで、クイズはおしまい。

歩きタバコとポイ捨てだけは、絶対にしないわたし、外出するときには、かならずこれをもちあるきます。

un cendrier
アン サンドリエ
「灰皿」

ちなみに、シンデレラの語源ともいわれる「灰」は

de la cendre
ドゥラ サンドル

灰は数えられないので de la と部分冠詞がつくのね。

吸いがらは、さっき un clope というのをやったけれど、

le mégot
ル メゴ

ともいいます。

これがくだけた表現かどうかはわかりませんが、話しことばであることには変わりないみたい。

足でキュキュッとするみたいにたばこを消すとき。(ポイ捨て反対!)

écraser
エクラゼ

これはもともと「押しつぶす」みたいな意味の動詞。
もちろん、きちんと灰皿で消す場合にもつかえます。

喫煙してるとどうしてもこれで空気を汚してしまいますね・・・

fumée
フュメ

これは、イヤな煙だけじゃなくて、薫製なんかもこの煙。

「喫煙する」だけじゃなく「(煙で)いぶす」という意味もある動詞 fumer (フュメ)からですが、スモーク・サーモン (= smoked salmon) は

saumon fumé
ソモン フュメ

「禁煙する」はふつーうに

arrêter de fumer
アレテ ドゥ フュメ

これ、フランスに行く前の目標・・・
今師匠が、ブログにおくための禁煙カウンターを制作中。

では最後に。
いつも気になる、たばこに堂々と書かれるようになった「たばこはあなたの健康を害します。」とかいうメッセージ。

FUMER TUE
フュメテュ
「喫煙は殺す」

ああ、なんて強烈なストレート・・・