
フランス語の語彙 ・・・ お金。
Coucou !
楽しかった Châtellerault(シャテルロー)でのヴァカンスも昨日で終わり。
昨夜22時40分、最終の TGV(新幹線)に乗ってパリに帰る予定が TGV のモーター故障で40分の遅れ。
ふつうでもギリギリなのに、高速では走れないと駅長さんにいわれ、すごすごパパとママンの家に帰ってきてひと晩を過ごしました。
そして、さすが SNCF(フランス国鉄)なのが、切符のお金を返してくれないところ。
不可抗力としてなかなか自分たちのミスだと認めない上、万が一認めたとしても、4分の1しか返してくれません。
しかも現金ではなく、フランス語で des bons d’achat デ ボンダシャ と呼ばれる商品券みたいなサービス券みたいなもので・・・すごいね。
ただ、切符を改札に通す前だったら変更が可能なので、機械での切符の変更を試してみましたが、窓口に行けと指示され、もちろんそんな時間にフランスの駅の窓口が開いているはずもなく・・・。
ふたり分の切符代、134ユーロ(約14,000円)が泡と消えていきました。
むぅーーーー。
さて今日は、そんな「お金」についてのいろいろなフランス語をご紹介します。
まずは、「お金」と一般的にいうとき。
これがいちばんポピュラーでノーマルなことば。
Argent は金属の「銀」を表すことばで、数えられないので部分冠詞をつけてあげます。
次はちょっとくだけたこんないい方。
Sou はフランスで昔使われていた通貨の単位なので、これをつかって「お金(全般的に)」というときには複数形で使います。
次は l’argot とよばれるフランス語のスラングでの「お金」。
これは l’argot の中でもよく聞かれることば。
次は、聞いたことがあるのかないのか、全然知らなかったスラング。
財産・資産、お金持ちを表す fortune と同じ語源かな、と思ったら、綴りがちょっぴりちがうのね。
でもヴァカンスが終わってうちに帰ったら、いろんな辞書で調べてみたいと思います♪
これはしばしば、複数形で使われるそうです。
次に、資金・財力というときの「お金」。
手段・方法というところからきているのでこんなふうにつかいます。
「わたしたちにはアパルトマンを買うお金がない。」
ここからは、お金とひとくちにいっても、現金、お札、小銭なんてことばたち。
辞書に載っている1番の意味は「通貨」。
次に「硬貨、コイン」ときて、ここで紹介したかったのは「小銭」という使い方。
小銭は数えられないものとして扱われ、部分冠詞になります。
次は、硬貨とお札。
「硬貨」
un billet
「紙幣」
次は支払うときなどの「現金」なんていうことば。
わたしが旅行本などで覚えたのはこの liquide でしたが、実際に買い物をするときなどによく見聞きするのはこちらのことば。
こちらのほうがより正しいフランス語なのだそうですが、例文を作るとこんな感じ。
Je vais chercher du liquide à la banque.
「現金をおろしに銀行へ行きます。」
この場合では espèces は使わないそう。
じゃあ、どんなときに espèces をつかうの?
「カルトブルーで支払えますか?」
「いいえ、小切手と現金だけです。」
ここからは、現金ではないけれど、
フランスでとてもつかわれている、お金に替わるものたち。
「小切手」
これは日本人が思い描く「小切手」よりも断然つかいやすいです。
スーパーなどの支払い、個人間でのお金のやりとり、学校の給食費など、つかえる場所も幅広く、銀行で口座を持つと小切手帳をもらえます。
次は、フランスで一般的なデビットカード。
「カルトブルー」
サインする必要もなく、その場で口座から現金が引き落とされます。
これがあるから、フランス人はあまり現金を持ち歩きません。
「カルトブルー」は現金の引き下ろしにもつかえます。
「銀行カード」
la carte de crédit
「クレジットカード」
VISA などのクレジットカード機能をつけることもできます。
それから、日本でいう SUICA や PASMO などの機能を持つのがこちら。
1週間分や1か月分をチャージ、パリ市内のメトロとバス (RATP) は期間中乗り放題。
SNCF(フランスの国鉄)と郊外へ行く RER(高速地下鉄)は購入時に指定したゾーン内は乗り放題です。
でもこれは、今では下のように呼ばれています。
「ナヴィゴ」
今日の録音も Claire にお願いしました♪
それではまた明日!
À demain !