今日のひとこと Nº92「大変おいしゅうございました。」
Coucou !!
さて、食べおわったときの「おいしかった!」はフランス語でどういうの?
「おいしかったです。」
おいしかったじゃいいたりない、ものすごくおいしかったー!なんてときには
「とてもおいしかったです。」
さらにそれを上回った究極のおいしさなら。
「とびきりおいしかったです。」
これは「食後」なので過去形でいっています。
ご覧のとおり、上からおいしさ加減が強くなっています。
そして、これらの表現は「ごちそうさま。」に近いのだそう。
Merci. の意味もふくまれているんだって。
だから、ぜひなにかをごちそうになったら、恥ずかしがらずに C’était délicieux. っていう習慣、つけたいですね♪
extra は最上級で、これ以上はないそう。
ただ、この extra は「おいしい」だけじゃなくて super のような、なんにでもつかえる形容詞。
いまは super, hyper をつかうことがおおいから、extra はちょっぴり時代遅れなことばなんだって。でも、まだよく耳にするからだいじょうぶ♪
ちなみに、今回はゆっくり強調して extra をいっているのでリエゾンしていませんが、「セテテクストラ。」とリエゾンしてもどちらでもいいそう。
食べてる最中に「ああ、おいしい!」といいたいならふつうに現在形で
C’est délicieux.
C’est extra.
さて、今日の会話は昨日のつづき。
Antoine お得意のチーズスフレを食べおわって・・・
TuTu : | KiKi, encore un peu de soufflé ? |
KiKi : | Oh c’était délicieux, mais non… merci. Ce serait pas raisonnable. |
TuTu : | Allez, c’est pour m’aider à finir ! |
KiKi : | Bon, si tu insistes… mais laisse-moi le temps de souffler 😉 |
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * | |
TuTu : | キキ、もうちょっとスフレ食べるかい? |
KiKi : | あー、すごくおいしかった、ありがと・・・でも遠慮しとく。あんまりおりこうじゃじゃないもの。 |
TuTu : | ほら、ぼくがたいらげるのを助けると思って! |
KiKi : | いいよぉ、そんなにいうなら・・・でも、ひと息つかせて。 |
Ce serait pas raisonnable. は師匠のパパがおかわりをすすめられたときの決まり文句から拝借しました♪
この場合の Ce serait pas raisonnable. は・・・
「食べたいのはやまやまだけど太っちゃうし、あとでおなかが痛くなるかもしれないし・・・やめとかなくちゃ。」
ていう感じなんだって。
そして最後は、soufflé と souffler で、ちょっとことばあそびしてみました♪
日本では「サムイ〜!」っていわれちゃう駄洒落も、フランスでは「1本とられた!」ってかんじの立派な話術であり、処世術なんだって。
師匠にもほめられました、うふふ♪
でもいっつも決まって「アリガトー・オ・ショコラ 」
(= arigâteau au chocolat ) ってにっこにこしながらいう師匠、話術のレベルとしては・・・どうなの?
じゃ、また明日!
À demain !
今日のフランス語単語・重要表現
* était : être 三・単・直・半過去
* bon : おいしい
* délicieux : とてもおいしい(女性形は délicieuse )
* extra : 極上の、とびきりの
* encore :
* un peu de + 無冠詞名詞 : すこしの〜
* serait : être 三・単・条・現
* raisonnable :(人が)分別のある、道理をわきまえた
(行動などが)当を得た、理性をそなえた
* pour + 不定詞 : 〜するために
* m’ : me わたしを
* aider à + 不定詞 : 〜するのを手伝う・助ける
* finir :(飲食物を)たいらげる
* insistes : insister「しつこく頼む・ねだる」二・単・直・現
* laisse : laisser「させておく」二・単・命・現
* moi : わたしを・に
* temps [n.m.] : 時間
* souffler : ひと息つく(話しことば)
Laisse(Donne)-moi le temps de souffler =「ひと息つかせてくれ」