フランスのお祝い ・・・ Galette des Rois !

Coucou !!

去年はフェーヴも王冠もなかったガレット・デ・ロワ。
最近は日本のパティスリー pâtisserie なんかでも見かけるようになったね。
フランス語のつづりは la Galette des Rois です。

今年も性懲りもなく chez PAUL で買ってきたよ。
フェーヴ la fève と王冠 la couronne がちゃんとついてるのか、また残念なコトにならないよう、予約前に確認。

日本の PAUL だと fève は自分で裏側から入れるんだって。
フランスでは焼く前にもう入れてあるんだ、もちろん。

日本だと「異物が混入してました!」とかクレームがあるのかしら。
それにしても、夢がないなぁ・・・。

そんな Galette des Rois でのお祝い、どんなふうにするの?

ガレット・デ・ロワ

まず、Galette des Rois とはどういうものかっていうと。

日本でいうパイ生地(何層にもなっているもの)の中に、「フランジパン」とよばれるアーモンド・クリームが入っています。
うーん、クリームといってもあれほどなめらかじゃなくって、パンプキン・パイとかポテト・パイのようなパサッ・ネトッとした感じ。

その中にフェーヴをそっと隠してあるものが売ってて(手づくりにもそのうち挑戦してみよう・・・)それをオーブンで温めて、人数分に切り分けます。

さあ、ここからがはじまり!

配るひとはひと切れずつお皿にとって、いちばん年下の子(ひと?)に Pour qui ?!「だれのぶん?!」とたずねます。

年下のひとはフェーブが見えちゃったりしないように、ズルしたりケンカしたりしないように、テーブルの下からこたえます。

そうやってガレットを配りおわったら、BON APPÉTIT !!

フェーヴ fève が当たったひとはラッキー♪
その日1日王さまになれます。

王冠は、王さまがほかのメンバーの中から女王さまを指名して、かぶせてあげてもよし、自分でかぶってもよし。
そして、フェーヴをもらえた年初めの幸運は、その年1年間つづくともいわれてるんだって。

フェーヴ une fève とはフランス語で「そら豆」を意味します。
だいたい現在では、陶器でできていて色づけされたお人形や、シンプルに絵が描いてあるものや宝石のかたちをしたものなどさまざま。

かわいいからコレクションしているともだちや家族もいます。
あつめてるひと、多いんじゃないかな?

で、エピファニーは移動祝日なので、必ずしもこのお祝いを1月6日にやるわけじゃなくって、ノエル(クリスマス)から数えて2回目の日曜日にやるんだって。

フランスでは、1月1日までがクリスマス休暇だから、1月2日からこの Galette des Rois が売り出されるのだそう。

はじめて聞いた!っていうだれかさんがいたら、来年はエピファニーのお祝い、してみてね♪♪♪

フランスのお祝い ・・・ Épiphanie !
エピファニー