フランス語の小径―たのしい意味世界への誘い

Coucou !!

暑い暑いと思ってたら、いつの間にかサンマの美味しい季節・・・
じゃなくって、読書の秋ですね♪

並行して何冊も読んでたからなかなか進まなかったり、ちがう本をまた開いたらそれまでの内容を忘れてたり・・・
でもあれもこれも読みたくなっちゃうんだもん。

だいたい、半分くらい読みおわると、べつのおもしろそうなのを見つけちゃって浮気。
それも半分くらい読んでまたちがう本に・・・

効率悪いね。

師匠が音声をつくれないあいだ、しばらく1冊の本を集中して読んでました。
7冊読みかけの本があったうちのお気にいりの1冊がやっと読み終わったよー!!

ずっとみなさんにご紹介したいと思っていた本。

まえにも、わたしのエントリの中で何度かかるーくご紹介したこの本なのですが。

シュークルートのおはなしも、この本にインスパイアされて書きました。

わたしはこの泉邦寿氏の著書が大好きで、数冊読んでます。
今の同時進行の本には彼の本があと2冊。

1冊読んでるあいだに「前著参考」とかいわれちゃうと、さかのぼって読みふけっちゃうから、なかなか進まないのかも。

うれしかったのはね、最後のほうの章で、

といってるところ!!
さすが大好きな泉先生だわ。

ご存じ、わたしがとっても大切にしてることばです。
このブログの座右の銘にもしたいことわざ♪

そして、彼の著書で好きなところは、かゆいところをずんずん掘り下げてってくれるところ。
その深さがまた、ちょうどよいのです。

以前つまずいた語源こぼれ話のように、いきなりローマ数字やギリシャ語、ラテン語を並べられたり、突然ものすごい深みにはいるんじゃなくて、水浴びをしながら徐々に沖に向かっていくかんじ。

語調もやわらかいし、フランス語への敬意と愛が感じられます。
わざわざムズカシイことばを使ったりしないで、ことばの微妙なニュアンスを説明するのにも、泉氏のあげるたとえはとても分かりやすくて納得。

内容はといえば、だいたいが「日本語」と「フランス語」の概念のちがいに基づくもの、「○○」といったときのそれぞれのことばでのとらえ方の違い。
その根底に息づいている文化や歴史背景なんか。

風のとらえ方のちがい、動物や魚、森と林などのちがいなど、自然に対するとらえ方は、国土や文化なんかのちがいも出ていてほんとうに興味深いです。

そういうものが分かってくると、いままで納得できなかったフランス語の表現や、フランス人との微妙な考えの食いちがいの原因が分かったりして自分のフランス語の世界が広がっていく気がします。

彼の著書の中でも、この本はエッセイの色が濃く、比較的読みやすく書かれているので、フランス語をはじめたばかりでもある程度フランス語の基礎知識がある方は、雑学の本としても、エッセイとしても楽しめると思います。

フランスに詳しい方、フランス語に通じている方にはもう知っている事柄が多いかもしれませんが、それでも、あっという発見がきっとあるはず。

またフランス語の外界のとらえ方を知ることで、日本語を単語でそのままフランス語に置きかえてしまうような固定観念やまちがった概念を崩すためにも、とっても頭をやわらかくしてくれる本だと思います。

2004年1月に書かれているので、内容も新しいですよ。

ちなみにこの泉邦寿氏の経歴を見てみると・・・

専門はフランス語学、意味論、社会言語学だそうです。
現在は、上智大学で外国語学部の教授をされています。

この2冊は今回ご紹介した本より専門的な内容が多いんだけど、とってもおもしろくて目からウロコが雨のように降る本です。

どちらも例のごとく、まだ半分しか読んでないんだけど・・・
また読み終わったらご紹介しますね♪