フランス語で「大きい」・・・ Grand と Gros

Coucou !
Vous allez bien ?

フランス語でサイズや規模、範囲などが「大きい」という表現には
よく使われるものがふたつあります。

Un homme grand
アンノム グらん
「背の高い人」

Un homme gros
アンノム グろ
「ボリューミーな人」(= 太ってる人)

こんな感じで使い分けますが、ハッキリとした法則はなく、だいたいは、そういう言い回しがあるか、コンテクストで決まります。

あ、ひとつ気をつけたいこと。

Un grand homme
アングらんトム

だと、「偉大な人」「偉い人」って意味になっちゃうから気をつけて!
(これは文法書で結構最初に載ってる注意書きですね)

それでは、grand(e)gros(se) の例文を見ていきましょう。

Un grand voyage
アングらんヴォワィヤージュ
「大旅行」

Une grande ville
ユヌグらんドゥヴィル
「大都市」

Une grande distance
ユヌグらんドゥディスたんス
「長距離」

Une grande famille
ユヌグらんドゥファミーユ
「名家」

今度は gros / grosse を見てみましょう。

Un gros nez
アングろネ
「大きな鼻」

Du gros sel
デュグろセル
「粗塩」

Un gros con
アングろコン
「大馬鹿者」

Une grosse bêtise
ユヌグろスベティーズ
「とんでもない失敗・ヘマ・大チョンボ」

De grosses larmes
ドゥグろスラるム
「大粒の涙」

Un gros appétit
アングろザペティ

Une grosse faim
ユヌグろスファン

= Une faim de loup「ものすごい空腹」

なんとなくニュアンスは感じられたかしら?

Grand は規模や範囲、長さや高さで、Gros のほうはボリュームに関していうことが多いようですね。

わたしは最初、grand のほうはポジティヴでほめる意味に使われて、Gros はネガティヴでけなすために使われると思ってました。

もう、見当ちがいもいいとこ。

このほかに「巨大な」「莫大な」を意味することば enorme についてはまた後日、ゆっくりやりますね。

さて、週末は師匠の実家、Châtelleraut(シャテルろー)に行ってきます。
今回は五つ星のブロカントに行けるからうれしいな☆

今日のレッスンの音声は、帰ってきてからつけますね。
(なんとか師匠を説き伏せて、ネイティヴ音源が録れたらいいな!)

それでは、またね!
A bientôt !