Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº4 非人称構文
Coucou !!
注文していた PETIT LAROUSSE Illustré がやっと届きました。
すっごくうれしくってひと晩中眺めちゃいました♪
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でも家庭に1冊・・・の百科事典ってかんじ。
動詞などの意味は軽くのっているけど、例文とかがなくって残念。
ちょっとまちがえちゃったかな?
でも、イラストや参照イメージがかわいいから大満足です♪
それでは、今日の動詞 POUVOIR と SAVOIR の活用から。
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動詞 POUVOIR 「できる」etc.
直説法現在
tu peux
il peut
vous pouvez
ils peuvent
接続法現在
que tu puisses
qu’il puisse
que vous puissiez
qu’ils puissent
語尾としては原則どおりの活用。
ただ、三人称複数・直説法現在の語幹は peuvent なんだけど puiss- に変わってしまいます。
おなじく語尾が -voir なのにちがう活用をするこちら。
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動詞 SAVOIR 「知る」etc.
直説法現在
tu sais
il sait
vous savez
ils savent
接続法現在
que tu saches
qu’il sache
que vous sachiez
qu’ils sachent
語尾は原則どおりに活用します。
では、非人称構文においての接続法、いってみましょ。
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今日はよくつかわれる非人称構文について。
非人称構文のこと、ここではまだやってなかったのかな?
ちょっと、これも近いうちにやらなくちゃですね。
(1)可能性
Il est possible qu’elle soit fâchée.
「彼女、怒ってるかもしれない。」
C’est possible que les Bleus gagnent la coupe
cette année.
「今年はフランスがカップをとれるかもしれない。」
Il se peut que cet accident ait fait plus de 100 victimes.
「この事故は、100人以上の犠牲者を出したかもしれない。」
ここでは接続法の複合過去がつかわれています。
Avoir の接続法現在を助動詞にして、あとにはふつうに過去分詞 été をおいてあげるだけ♪
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(2)疑念
Il semble qu’il veuille s’en aller.
「彼は帰りたがっているようだ。」
Il est peu probable que ma proposition vous convienne.
「わたしの申し出があなたの都合に合う可能性はなさそうだ。」
Il semble que tu perdes la mémoire.
「きみ、記憶を失っちゃったみたいだね。」
動詞 sembler が間接補語 (me, te, lui etc…) をもちいるとき、従属節は直説法におきます。
Il me semble que tu perds la mémoire.
「ぼくには、きみが記憶を失ったように見えるよ。」
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(3)必要
Il faut que tu le finisses avant 15 heures.
「きみはそれを15時前に終えなければならない。」
この動詞 finir をつかうときは文脈に気をつけて。
もし avant 15 heures ではなく dans 2 heures「2時間以内に」や jusuqu’à 15 heures「15時までに」と終点になると「終わった」状態、つまり avoir fini と過去形にして
イルフォ クテュレフィニ ダンドゥーズール。
Il faut que tu l’aies fini jusuqu’à 15 heures.
イルフォ クテュレフィニ ダンドゥーズール。
「きみはそれを2時間後に終えていなければならない。」
としてあげなくちゃいけないのです。
Il faudrait que vous mettiez à jour votre site.
「あなたのサイトは更新したほうがよさそうです。」
Il fallait que tu sois plus prudent.
「きみはもっと慎重でなくちゃいけなかった。」
これは、話しことばで。
主節の動詞 fallait と接続法においた動詞で時制の一致をすると、下のようになります。
Il fallait que tu fusses plus prudent.
この fusses が être の接続法単純過去・三人称単数のかたち。
でも、いまでは接続法の単純過去をつかうことは、話す場合でも書く場合でも、ほとんどまったくないそう。
公的文書や小説のようなものだったら別だろうけど・・・。
Il est nécessaire que tu apportes ton visa.
「きみはヴィザをもっていく必要があるよ。」
Pour partir là-bas, il est indispensable que vous sachiez parler la langue.
「そこに発つためには、あなたがことばを話せるということが不可欠です。」
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(4)評価・感情
C’est dommage que vous ne puissiez pas nous rejoindre au théâtre.
「きみたちがぼくらと劇場で合流できないのは残念だ。」
Il vaut mieux que tu partes avant que mes parents ne rentrent.
「きみは、ぼくの両親が帰ってくる前に出ていったほうがいいだろう。」
ここには接続法がダブルではいっていますね。
もうすこしあとでご紹介する「時況をあらわす」という項目で、avant que… や jusqu’à ce que… のあとが接続法になることをゆっくりお話ししますね。
Comme votre livre est très intéressant, il est naturel qu’il se vende dans le monde entier.
「あなたの本はとても興味深いのだから、世界中で売られているのは当然のことだ。」
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(5)確実性をあらわす非人称構文の否定形・疑問形
Il n’est pas certain que ce vaccin soit efficace.
「このワクチンが効果があるかどうかは定かではない。」
Il n’est pas évident que ma réponse ait été claire.
「わたしの回答が明快だったかどうかは明らかでない。」
ここでも接続法の複合過去がつかわれています。
Est-il certain qu’on considère Antoine comme responsable dans cette affaire ?
「アントワーヌがこの事件の張本人だと思われているというのは確かなのですか?」
Est-il sûr que Nicolas ait l’intention de vivre en Russie ?
「ニコラがロシアに住むつもりだというのは本当なの?」
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それじゃ、ステキな週末を!!
BON WEEK-END !!
* Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº1 意思・願望
* Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº2 感情
* Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº3 否定・疑問
* Subjonctif ・・・ 名詞節での接続法 Nº4 非人称構文