Quelle idée ! ・・・ なに考えてんの!
Coucou !
Vous allez bien ?
フランス語を勉強し始めると、かなり早い段階で出会うと思うのが、quel(s) / quelle(s) という単語。
最初に習う使い方は
「いま何時?」
Quel est votre nom de famille ?
「あなたの姓は何ですか?」
といった疑問文なのかな?
今日は、この quel(s) / quelle(s) を感嘆詞として名詞の前におき、いろいろな感嘆文を作ってみます。
男性名詞の前には quel(s) を、女性名詞の前には quelle(s) をおきます。性と数は一致させます。
まずはポジティヴな意味か、ポジティヴ・ネガティヴどちらにも変わる、ふだんの会話によく登場するもの。
フランス語(またはフランス人)独特の表現方法 “euphémisme” ウフェミスム(遠回し・婉曲な表現)でよろこびをあらわしたり、皮肉を言ってみたり。
「なんてラッキーな!」
Quel bonheur !
「なんというしあわせ!」
Quel miracle !
「なんというミラクル!」
Quelle surprise !
「なんというサプライズ!」
Quelle idée !
「なんちゅう(変な)考え!」
Quelle imagination !
「どんな想像力!」
(想像力がない場合などにも皮肉として・・・)
つぎはなかなかにネガティヴなもの。
「なんて恐ろしい!」
Quelle misère !
「なんと無惨な!」
Quel gâchis !
「なんてもったいない!」
Quel dommage !
「なんて残念な!」
Quelle honte !
「なんて恥知らずな!」
こっちのネガティヴな感嘆文、師匠がけっこうな頻度で使います!
嘆いたり怒ったりけなしたり・・・とにかくよく叫んでる。
テレビの議論やサッカーの試合なんか観てるとエキサイトしちゃって、こんなフレーズの連続。自分の失敗を自分でけなすこともまた然り。そんなときは、イラッとするくらい悪口の宝庫です。わたしは巻き込まれないように、そっと部屋を出ます♬
さて、この感嘆文に、理由などをつなげることもできます。
「あなたにまた会えるなんて、なんてうれしいんでしょう!」
Mais quelle idée de prendre le goûter juste avant de dîner !
「ちょっと、夕食の直前におやつを食べるなんて、なんて(アホな)考えなの!」
覚えたてのころは実際に使うのがすごく気恥ずかしかったけど、慣れたら口をついて出るようになりました。
ほかにもいろいろな名詞をくっつけて、たくさん使いたいですね♬
ではまたね。
À bientôt !
今日のフランス語単語・重要表現
* heure :[n.f.] 時間
* nom de famille :[n.m.] 姓、名字
* chance :[n.f.] チャンス、機会、つき、幸運 etc.
* bonheur :[n.m.] 幸福、しあわせ
* miracle :[n.m.] ミラクル、奇跡
* surprise :[n.f.] おどろき、驚愕、思いがけないもの・出来事・贈りもの
* idée :[n.f.] 持ち去る、運ぶ、奪い去る
* imagination :[n.f.]
* horreur :[n.f.] 恐怖、憎悪、醜悪なもの・こと、残虐さ
* misère :[n.f.] 悲惨ごと、不幸な出来事、極貧、苦痛、辛いこと
* gâchis :[n.f.] 無駄遣い、浪費
* dommage :[n.m.] 残念なこと
* honte :[n.f.] 恥、不面目
* joie :[n.f.] よろこび
* revoir : ふたたび会う、再会する
* mais : [強調] etc.
* prendre : ・・・を食べる、飲む etc.
* goûter :[n.m.] おやつ
* dîner : 夕食をとる