Globaliser ・・・ グローバル化する。

Coucou !

わたしはよく、何かを伝えたいけどボキャブラリーがないときに、当てずっぽうに単語の要素を bricorage ブりコらージュ「日曜大工(とかつぎはぎとか)」してみたりするのですが、みなさんもそう?

例えば、「一般化する」ってフランス語の動詞であらわしたいんだけど、général(e)「一般的な」って形容詞しか知らないなぁ・・・じゃあ作ってみよう!っていうふうに。

「グローバル」は global(e) で、「グローバル化する」は globaliser だから、「・・・化する」ってときには最後に -iser をつけちゃえばいいのかな。

それじゃ、généraliser であってるかな?

って感じで、知ってる単語の中から見つけたヒントをたよりにとにかく発言します。

もちろん、簡単な単語をプラレールみたいにならべ替えて複雑な文章を作ることもします。でも、このレゴみたいに部品を組み立てて「単語を言い当てる」という作業、「言い当てた」ときの快感、これがわたしにはたまらないんです!

もしまちがえたとしても、相手が正しく言い直してくれたりするので、ちゃんと得るものがあります。何より、フランス語という言語を分析する練習になるしね。

ちなみに先ほどご紹介した -iser は本当に「・・・化する、・・・にする、・・・を適用する etc.」を作れるので、作る前の単語と、できあがった動詞、並べてみますね。

Actuel(le)  Actualiser
「現在の、現行の、今の」→「現代化する」
Alcool  Alcooliser
「アルコール」→「アルコール化する」
Climat  Climatiser
「気候」→「空調を備える」
Commercial(e)  Commercialiser
「商業の」→「商品化する、商業化する」
Égal(le)  Égaliser
「等しい、平等な」→「平等にする、均等にする」
Final(e)  Finaliser
「終わりの、最後の」→「まとめる、仕上げる」
Hôpital  Hospitaliser
「病院」→「入院させる」
National(e)  Nationaliser
「国の、国家の」→「国有化する、国営化する」
Normal(e)  Normal(e)iser
「正常な、普通の」→「標準化する、正常化する」
Officiel(le)  Officialiser
「公式の、公認の」→「公認(・公表・公示)する」
Personel(le)  Personaliser
「独自の、個性的な、個人的な」→「個性をつける、個人差をつける」
Réel(le)  Réaliser
「現実の、実際の」→「実現する、具体化する」
Spécial(e)  Spécialiser
「特別な、特殊な、専門の」→「専門化する、特殊化する」
Trauma  Traumatiser
「激しいショック、トラウマ」→「大きなショックを与える、トラウマになる」
Visuel(le)  Visualiser
「視覚の」→「視覚化する、映像化する」

たまに、つづりや音がまったく同じじゃないのもあるから、気をつけて!

とくに -el(le) で終わる形容詞は L の直前の EA に変わります。

つづりと音の関係」が分かってれば、そんなに心配しなくてもだいじょうぶ。

気になった人もいると思うけど、hôpitalhospitaliser のつづりと音のちがいについては、下のフランス語アクサンについての記事を読んでみてね。

  • アクサンのえらびかた。
  • アクサンのえらびかた ・・・ 母音 E 以外は?
  • アクサンがおしえてくれること。
  • -iser くっつけちゃうだけで作れる動詞はまだまだいっぱいあるから、これだけでもたぶんボキャブラリーうんと増えるはず!

    まだ試したことのない人は、ぜひやってみてね♬♩♫♪♩

    ちなみに動詞を作るときは、もととなる単語が形容詞の場合、男性形に -iser をつけますが、副詞を作るときは形容詞の女性形に -ment をつけるといいみたい。

    これについてはまた今度、ゆっくり書こうと思います。

    パリは本格的に寒くなってきました。
    しびれるような根っこの方からの寒さです。

    パリに来てもう10年は、ひどい風邪で寝込んだり、インフルにかかったりしていないのが自慢のわたしですが、さすがに今朝は、のどにいがらっぽさを感じてドキドキです♪♪♪

    みなさんも北風に負けないよう、ぽかぽか暖かくしてお過ごしくださいませ。

    ではまたね。
    À bientôt !