Avoir beau dire ・・・ なんと言おうと。

Coucou !
Ça faisait longtemps, comment allez-vous ?

しばらく命の洗濯(!)に専念しておりました。
ほぼひと月ぶりですが、みなさまお元気?

最近 Instagram にアップしたエッフェル塔の写真に、フランス人の方からこんなコメントをいただきました。

エッフェル塔

“On a beau dire, mais ça déchire toujours quand même ♡♡♡”

わたしは???でした。

プチロワには

Avoir beau [不定詞]

「いくら・・・しても無駄である」;「・・・ではあるが」
(★一般に、どうして無駄なのかを説明する文が続く)

と紹介されています。
それにしてもよく分からないので、すぐに師匠にたずねました。

On a beau dire は、quoi qu’on en dise (= malgré tout ce qu’on dit) と置き換えられるそうです。
「人がなんと言おうと」みたいな感じかな?

この文脈では「『パリはエッフェル塔』なんて常套句をもうさんざん言い古されているけれど、それでもなお・・・」という意味合いになるのだそう。

Ça déchire は、英語なら It rock だそうで、なんていうのかな、「感動させられる、揺さぶられる」という意味になるんだって。「この表現ってまだ使うんだ・・・」と師匠はちょっと驚いてました。

ちなみにふだん使われる déchirer は「引き裂く、(紙・布などを)破る」「・・・に激しい苦痛を与える、・・・をひどく苦しめる」などの意味をもつ動詞です。(プチロワ参照)

つまり

On a beau dire, mais ça déchire toujours quand même ♡♡♡
オンナボーディーる,メ サデシる こんメーム♡♡♡

「誰がなんと言おうと、これ(エッフェル塔)にはいつでも感動させられるね♡♡♡」

といった感じでしょうか?

9月〜12月はたんまりと、仕事とおともだちのパリ訪問が入っているので(狭い我が家に、なんと毎月ひとりずつ入れ替わり立ち替わり滞在するのです!)このブログの更新はまばらになるか、お休みになります。・・・っていつものことだけどね!

それでは、よい新学期・新年度・新・・・なんだろ、新しい季節を!
À très bientôt !