
Le TCF IRN en 2022 -3- compte-rendu (1) 口述試験。
Coucou !
昨日、TCF IRN を受けてきました。
結局、勉強は1週間もしないうちに飽きてしまい、ほぼぶっつけ本番に・・・。
一応テストがどんな内容で、どんなふうに進むのかは分かったので、ここに覚え書きとして載せときます。
興味ある方、いつか TCF IRN を受けたい方は、つづきを読んでみてね。
ATTENTION !
なお、TCF IRN は一般的な TCF tout public とはちがうので、ご注意ください。
一般のほうは C2 まであるのに対し、IRN は国籍と長期滞在許可証の取得に特化しているので B1 までしかなく、試験内容もレベル B1 までの内容で、かなり簡略化されていると思います。
一般のものを受けるときには、この記事の内容とはまたちがった準備が必要になってくるので、ご自分でよく確認してください。
Expression Orale :: 口述表現
まずひとつ目の épreuve は expression orale.これは口述表現で、わたしがいちばん恐怖だったもの!でもまぁ、最後までドキドキしながら取っておくよりはさっさと済ませたほうがいいな、とハラを括りました。
さて、口述試験の内容は3つの問題に分かれています。全部で10分間。(TCF tout public ではこの科目はオプションで、ちょっぴり長めの3問12分。)
試験官の先生は、ディクタフォンでそれを録音します。なぜ録音するかというと、後日、もうひとりの試験官がそれを聴きながら採点するのですって。そしてふたりの先生がつけた点数の平均が、わたしの得点になるのだそうです。
最初に伝えられた注意事項は、まずディクタフォンで拾えるように、大きな声ではっきり喋ること。録音は途中で止めることはできず、やり直しもきかないこと。そして最後に、発言を止めないこと!ここではつっかえることなく自発的に発言しなくてはいけないのです。
ガチガチな感じを想像していましたが、とってもサバサバした女の先生で、フランクに始まりました。
1) 自己紹介
最初のお題はやはり、自己紹介。
これは自分のことを何も知らない試験官の先生にする最初のプレゼンなので、とても大切だそうです。自分がどれだけフランス語を操れるのか。わたしは緊張して実践できませんでしたが、自分の技術と知識を集結させて、現在過去未来と駆け巡り、いろんな活用や表現を使うといいのだとか!
そしてミスったら正しく言い直した方がいい。まちがいをおかしてしまったたことより、まちがいを自分で訂正する力があるのを見せる、それがむしろ大切だから、絶対直しなさいと師匠に念を押されました。
この問題がたしか、2分くらいだったかな?3問それぞれに時間が決まっていたのですが、緊張の渦の中で忘れてしまいました。
簡単な自己紹介がひと通り終わると、質問を投げかけられます。
「あなたの旦那さんはなにをしてるの?」
「仕事の内容はどんなもの?」
「旅は好き?」
などなど、自分がいい忘れたことや触れなかったことなど、いろいろ質問されるので、訊かれそうなことをいくつも想像しておいた方がいいと思います。
2) 日常生活の場面を再現
2問目は、試験官とロールプレイングするというもの。これがたしか、3分30秒だったと思います。
わたしのお題は、先生が服屋の販売員となって、わたしはコートを買いに来るお客さんというシチュエーションでした。3種類のコートの画像が並べられた紙の資料を「使っても使わなくてもいい」と渡されました。
まずはあいさつ、お店に入るときの “Bonjour !” 次に先生の「何かお手伝いしますか?」から始まり、自分の希望を詳細に伝えたり、「ちょっと小さいわ」と言うと「では、あなたのサイズはなんですか?」と訊かれたり。在庫がないからどうするか、欲しいものが決まったら「ほかに何かお探しですか?」との質問に、全部即興で答えなくちゃいけない。これはこういう場面に慣れてないとむずかしいかな、と思いました。
ほかに大事なのは、状況をつかむこと。というのは、tutoyer の相手か vouvoyer の相手かを見極めて、先生に対してでもシチュエーションによっては tu を使わなければいけません。
今回はどうにか切り抜けられたわたしでした。
3) 自分の意見を正当化する
最後に、自分の意見を述べて、それを理屈づけるというもの。4分30秒。
わたしの題目は、「スポーツをするなら朝・昼・晩・ヴァカンス中など、いつがいいか。その理由を述べなさい。」
わたし、まったくスポルティフじゃないのです・・・。だから、昔の経験を思い出しつついろいろ尾びれ背びれつけて話すしかなくて。小さい頃なぜかマラソンが好きだったこととか、アントワヌくんの家のまわり・・・と言ってもなんせ畑だらけなので広い!・・・をジョギングしたこととか(フランスに越してきてこの14年でたった1回だけ)。
とにかく、4分半話しつづけるというのはどんなテーマにしろ、わたしのようにあがり症でおしゃべりじゃない人間には酷です!
幸い、当たった試験官がものすごくフランクでやさしい先生だったので、わたしが止まると何度も助け船を出してくれて、たしか3問目ではわたしがひとりで話しつづけなきゃいけないはずなのに、質問をいくつも投げてくれました。これは減点対象になっちゃうかな?
最後に「どう?むずかしかった?」と訊かれ、「想像してたよりずっと簡単でした!」と答えたら、「わたし一緒だといつだって簡単なのよ!」と返されちゃいました♬
つづきはまた今度!
À la prochaine !