Le TCF IRN en 2022 -4- compte-rendu (2) 聴解と読解。

Coucou !

おととい受験した TCF IRN の体験レポートをお届けしています。

早速ですが、どうぞ。

ATTENTION !

わたしがご紹介している TCF IRN は、一般的な TCF tout public とはちがうのでご注意ください。

一般のほうはA1からC2まで評価の幅があるのに対し、新しくできたこの TCF IRN では出題も評価もA1からB1の範囲しかありません。長期滞在許可証の取得に必要なのはA2。国籍の取得の場合はB1らしいですからそれ以上は必要なく、ぐっと簡略化されているのだと思います。

一般のものを受ける場合には、この記事の内容とはまたちがったたくさんの準備が必要になると思うので、ご自身でよく確認してみてください。

Compréhension Orale :: 聴解問題

この問題は QCM といって、Questionnaire à Choix Multiples と呼ばれるもの。要は選択問題のことで、TCFでは4択になります。

音声を聴きながら、小冊子に書かれた問題を解いていきます。

みんなに共通の音声だと、聞こえづらいのではないかと心配していましたが、わたしのときには教室に設置してあるいくつかのスピーカーから流れ、過不足なく聞こえました。

問題の書かれた小冊子とは別に、チェックするしかく(□)が印刷された紙が1枚配られるので、正しいと思う箇所をチェックしていきます。しかく(□)がたくさん並んでいると紛らわしくて、別の箇所をチェックしそうになるので、問題の番号と選択肢のアルファベをきちんと確かめながら進める必要があります。

進行はもちろん受験者全員一緒です。答えに迷って選ぶ時間がなくなっても、容赦なく次へ進んでしまいます。

問題のタイプはいくつかあって、

画像を見ながら本文と質問の音声を聴き答えを選ぶもの
画像はなく音声のみで答えを選ぶもの
音声が流れてから4択の文章を自分で読み選ぶもの

などなど。
音声の種類もさまざま。

その場面を描写している本当に簡単なものから、長めのインタビューやテレビのルポルタージュまで。

ここまでが15分。
全部で20問あります。

そのまま続けて読解テストに入ります。

Compréhension Écrite :: 読解問題

うろ覚えですが、たしか聴解と同じ小冊子の後ろ半分に、読解の問題が印刷されていたと思います。

こちらも20問。
時間制限は20分になります。

最初は短いテキストメッセージ(日本だとショートメール?)や走り書きのメモのようなものに始まり、アノンス、手紙、求人案内、キャンペーンの広告、雑誌や新聞の囲み記事からレポートまで、幅広い!背景の色やフォントが変わるので、とても混乱します。

読むことに慣れていないわたしはもうお手上げ。はじめの短い文章15問はなんとか進めましたが、長文5問残すところで時間が残り5分になってしまい・・・さすがにページほぼいっぱいの文章1問につき1分は無理なので、ざっと、ほんとにざっと斜め読みして、出てきた単語が使われている答えにチェック。

でもこの方法じゃ全然だめなんですよね。なぜなら、問題はヒッカケが多くて、同じ単語を使いながらうまいこと逆のことを意味していたりするのだから。

前回言い忘れましたが、口述(口頭表現)、聴解、読解、作文(文書作成)のどれも、進むにつれてレベルが上がり、むずかしくなっていきます。

わたしは読解の最後の5問、難解すぎてぐうの音も出ませんでしたけど、もしかしたら自分の得意分野が出るかもしれないし、とにかくチェックさえしたら偶然当たるかもしれないし(!)、諦めないことが大切だと感じました。

ではまたね。
À bientôt !

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