愛を語ろう。その3

じゃあ、とっても愛してるといいたかったらどういうの?
いろいろな表現がありますが、シンプルなものをいくつか。

Je t’aime pour toujours.

「永遠に愛してるよ。」

Je t’adore.

「大好き。」

Je t’adore. はふつうにだれ(なに)にでもつかえる表現です。

Je suis fou de toi.

「きみにくびったけだよ。」(男性がいう場合)

Je suis folle de toi.

「あなたにくびったけよ。」(女性がいう場合)

ちょっと日本語が古くてごめんなさい・・・

Michel Polnareff の歌にもありましたね。
“Love Me, Please Love Me”

Je suis fou de vous
じゅすゅいふぅどぅヴーぅうぅぅ〜♪

って歌ってます。

この fou/folle の名詞形、folie をつかってこんな表現も。
むしろ、こちらのほうがよくつかわれていると思います。

Je t’aime à la folie.

「狂おしいほど愛してる。」

とにかく、ものすごーく愛してる、ってことですね。
こんなのもあります。

Il t’a vraiment dans la peau !

「あいつはまったくきみにくびったけだよ!」

「肌 la peau の中に dans だれかを(ここではきみ = te )もつ avoir
=「熱愛している、惚れ込んでいる」。

「目の中に入れても痛くない」ような感情?
残念ながら今はもうつかわれることも少ないそう。

さて、もっと惚れ込んでしまったら。

Tu es tout pour moi.

「きみがぼくのすべてだ。」

ぼくにはきみしかいない、きみがいればそれで十分なんだ、そういうニュアンスらしいです。

わたし、実をいうとずっと逆の解釈してて、「きみはカンペキにぼくのもの!」っていわれてるのかと思って「ノン!ノン!」といってました。
だってわたしはわたしのものだもん。

でも、今日どう説明したらいいか相談して、やっと分かりました。
ああ、恥ずかしい!

Tu es ma vie.
テュエマヴィ。
「きみはぼくの人生だ。」

これは、うえの Tu es tout pour moi. と同じようなニュアンスでつかわれるそう。

しかし、大げさですねー。
わたしウソでも絶対こんなこといえない・・・。
やっぱり日本人なのね。

Tu es le soleil de ma vie.

「きみはぼくの人生の太陽だ。」

これもすごいです。ドラマのセリフ?
でも実際のニュアンスは、「きみは太陽のようにぼくの人生を明るく照らしてくれる」そんな感じだと思います。

Tu me fais craquer.

「きみにメロメロなんだ。」

メロメロ・・・なんか古いなぁ。
「きみがすることすべてが、ぼくをドキドキさせる」んですって。
(= Tout ce que tu fais, ça fait battre mon cœur fort.)

わたしは、恥ずかしいのでこう返します。

Tu me fais croquer. テュムフェクロッケ。

croquer は「かみ砕く・ばりばりかじる」なんて意味。
ってこれ、逆にやばいんじゃない?
へんな趣味があるみたい・・・ 😀
(もちろん、こんな表現はありません!)

わたしの感覚で、男性がいってるように訳しちゃったけど、もちろん、全部女性もつかえる表現ですよ!

さて、次回はもうちょっとディープなのに挑戦してみましょう!

今日のフランス語単語・重要表現

* pour toujours : 永遠に
* adore : adorer「大好きである」一・単・直・現

* fou/folle : 気の狂った、常軌を逸した
être fou(folle) de qn =「〜にほれこんだ」

* folie : 狂気、夢中・熱中
à la folie =「熱狂的に」

* tout [n.m.] : すべて
* pour 〜 : 〜にとって

* ma : わたしの(女性名詞を形容)
* vie : 人生

* soleil [n.m.] : 太陽

* me fais : faire qn「誰々を〜させる」二・単・直・現
* craquer : 惚れこむ(普段は参る・壊れるみたいな意味)